アンバサダーを企業のPRで活用！アンバサダーの意味やインフルエンサーとの違いとは？

アンバサダーとは

日本語に訳すと「大使」や「代理人」という意味です。ビジネスにおけるアンバサダーとは、企業の親善大使や代理人としてユーザーに宣伝を行う人のことを指します。実際に商品やサービスを愛用しているユーザー目線の声を、SNSを介して届けることで購買意欲をアップすることが可能になるのです。

アンバサダーに自社製品の提供やイベントへ招待し、積極的に楽しんでもらい、熱く語ってもらうことで、一般消費者に魅力を伝えてもらいます。アンバサダーの顔を見れば、企業や商品、サービスを思い浮かべるようになるため、起用する際にはブランドを情熱的に応援してくれるだけでなく、モラルもきちんとした人を選出する必要があります。

アンバサダーに必要なこととは

会社にとって利益となる情報を発信する必要があるので、自社商品やサービスだけでなく、ブランドストーリーを深く理解していることが重要です。ただ頼まれたから商品のよい面を発信するのではなく、「どこをよいと思っているか」「愛用しているか」をユーザーに発信することで購買へと繋がります。

芸能人のように手が届かない相手ではなく、ユーザーに近い一般人がPRを行うことで内容に説得力が増すのです。好きという気持ちとともに、知識があることでさらに上質な情報を発信できるようになります。

インフルエンサーとの違いとは

インフルエンサーはSNS上で、消費者に対して強い影響力を持つ人のことを指します。元々の知名度の高い「芸能人」や「著名人」だけでなく、「ブロガー」や「ユーチューバー」、「インスタグラマー」もインフルエンサーとして活躍しているのです。

インフルエンサーはその影響力を宣伝活動に使用し、報酬を得てPR活動を行います。インフルエンサーにとって重要なのはフォロワー数と影響力の大きさですが、アンバサダーにとって大切なのは投稿の内容や情報の質です。

インフルエンサーのように情報を届けた「数」ではなく、アンバサダーはどれほどの人数の共感を受けたかの「質」を問われます。これらの部分がインフルエンサーとアンバサダーの特徴的な違いです。

アドボケイツの違いとは

アンバサダーに似た存在がもう一つあり、それは「アドボケイツ」です。近年注目されており、日本語に訳すと「支持者」という意味になります。「自社のブランドや商品、サービスを熱狂的に愛し、自ら口コミを行ってくれる消費者」のことを指します。

アンバサダーは企業から依頼を受け、公式に宣伝活動を行います。契約を取り交わし、製品やイベントへの招待など何かしらの報酬が発生する仕事です。アドボケイツに関しては、ブランドを熱狂的に支持してくれているので、無報酬であっても「自分の好きなブランドのために」宣伝活動を行ってくれます。

しかし仕事として行っているわけではないので、不正確な情報を拡散したり、相手の事情によっては、企業に不利益をもたらす存在に変わったりすることもあります。アンバサダーには、企業から直接情報提供が行われるため、情報には信頼性があり、常に企業の見方でいてくれるアンバサダーの方がより成果を上げられる仕組みになっています。